老若男女に愛されるキャラクターがたくさんのサンリオ。
実はサンリオには消えてしまったキャラクターが存在しています。
この記事では過去に消えてしまったキャラクターや、その引退理由は何かについて紹介しています。
サンリオキャラクターのお出かけの意味についてはこちらをどうぞ。↓
サンリオ消えた過去のキャラクター一覧!
サンリオから完全に消えた過去のキャラクターには以下のものがありました。
- キャシー
- サンボ・アンド・ハンナ
- ビビンバ
- トッピー&クッピー
- かもかもかものすけ
- オレンジPちゃん
これまで450種類以上のキャラクターを誕生させてきたサンリオの中では非常に少ない数ですね。
中でもキャシーはキティちゃんの友達として1976年に登場しました。
キャラクターグッズもたくさん作られて人気も高かったようです。
サンリオでは例え人気がなくなりグッズが作られなくても、公式のキャラクター一覧にはプロフィールが残っていることが多いです。
ではなぜこれらのキャラクターはサンリオのキャラクターデータから完全に消えてしまったのでしょうか。
今はなきキャラクターたちの引退理由については次で説明していきます。
サンリオキャラクターの意外な引退理由とは?
サンリオキャラクターの引退理由についてそれぞれのキャラクターごとに紹介していきます。
キャシー
キャシーは2010年に
ミッフィーのキャラクターの商標登録をしているオランダのメルシス社から、商標侵害として訴えられてしまいました。
両者争う姿勢を見せていましたが、裁判中に東日本大震災が起こります。
その大規模な災害を受けて両者は互いを尊重し、和解したことで節約できた裁判費用を寄付しました。
サンリオ側が敗訴したわけではありませんが、それ以降キャシーの関連グッズは生産されなくなりました。
サンボ・アンド・ハンナ
『サンボ・アンド・ハンナ』あーいたいた、こんなキャラ。これもちびくろサンボと同じく黒人差別と受け取られるから、封印されてしまったのか・・・ pic.twitter.com/3YUjj0EC6j
— 撃攘💉💉💉💉😷 (@gekijounouTa) July 6, 2014
サンボ・アンド・ハンナが消えたのは、
1988年7月にアメリカのワシントンポストの記事に「黒人差別である」という内容の記事が掲載されたことがきっかけ
でした。
サンボ・アンド・ハンナは黒人をモチーフにしたキャラクターです。
サンリオはその記事が掲載された翌日にはサンボ・アンド・ハンナの生産を止め、全国の店舗から「サンボ・アンド・ハンナ」に関する商品を回収しました。
ビビンバ
ビビンバ / ノート
— あったあった! 埼玉県川口市の雑貨店 Funny Funny の懐かしチャンネル☺ (@FunnyFunnyretro) October 10, 2020
今度はサンリオ・キャラクターです。
1985年に誕生したサンリオ・キャラクター、ビビンバのノート。
同年くらいの発売かと思います。
当時は結構人気があり、いろいろな文房具や雑貨が存在していましたが、こちらは訳あって現在は封印キャラクターの一つです。 pic.twitter.com/n4rO4Z6QRS
ビビンバが引退した理由は「サンボ・アンド・ハンナ」のように黒人モチーフだったからです。
「サンボ・アンド・ハンナ」の黒人差別であるという記事をきっかけに、大阪で「黒人差別をなくす会」という施設団体が発足しました。
「黒人差別をなくす会」は黒人差別をしていると取れる商品に対して次々と講義をし、商品の販売をやめさせていきました。
有名な絵本「ちびくろサンボ」もその一つです。
ビビンバに関しても「サンボ・アンド・ハンナ」と同じく黒人差別をなくそうとする流れの中で消えていったキャラクターです。
トッピー&クッピー
テレ朝のゴーちゃん。のWikiに書いてあったけど、読売テレビにも80年代にサンリオプロデュースの局マスコット「トッピー&クッピー」が存在したらしい。知らなかった… pic.twitter.com/lYJHXGoEcK
— ノブユキ (@doorknobsmz) May 6, 2024
トッピー&クッピーの引退理由は明らかになっていません。
トッピー&クッピーは1980年に、キャラクターデザイナーの江村信一さんがサンリオ在籍中にデザインした犬のキャラクターです。
どことなくポチャッコに似ているような似ていないような。
トッピー&クッピーは
サンリオに著作権がありながら、大阪よみうりテレビのキャラクター
という曖昧な位置付けでした。
おそらくそれが現在サンリオキャラクターとして記録に残っていない理由だと思われます。
かもかもかものすけ
かもかものすけもまた引退理由が判明していないキャラクターのひとつです。
かもかもかものすけは1995年にデビューした鴨のキャラクターで、嘉門達夫さんがテーマソングを作ったことが記憶に残っている方も多いでしょうか。
現在オークションなどで出されているのを見る限り、それほどたくさんの種類のグッズは作られなかったようですね。
悲しいかなあまり人気がなかったことが引退理由なのかもしれません。
オレンジPちゃん
部屋を片付けてたら、
— ラス (@DinozzoSh) October 16, 2019
サンリオからキャラ登録抹消
されてしまった
オレンジPちゃんのグッズが
出てきた……
可愛いのに寂しいな(´・ω・`) pic.twitter.com/7KmcZhwwOn
オレンジPちゃんの引退理由も不明です。
オレンジPちゃんはフルーツのオレンジモチーフの鳥のキャラクターで頭に緑色の葉っぱが生えています。
1997年7月から9月ごろまでとかなり短い期間でいなくなってしまいました。
ですが引退した理由の有力な説として「オレンジバード」というキャラクターの存在がありました。
フロリダオレンジ協会が1970年にウィルト・ディズニーに依頼して誕生した、ディズニーのレアキャラクター「オレンジバード」。
— ディズニー公式 (@disneyjp) April 28, 2016
212キッチンストアでオリジナル商品発売!https://t.co/PKPBEkPuQf(212Kサイト) pic.twitter.com/XFmehamcYG
「オレンジバード」とは1969年頃に、ディズニーがデザインしたフロリダオレンジ協会のマスコットキャラクターです。
「オレンジバード」もオレンジPちゃんと同様オレンジモチーフの鳥のキャラクターで頭に葉っぱが生えています。
キャラクターを発表後に「オレンジバード」との類似点に気づき、慌ててグッズの販売を停止した可能性もありそうですね。
公式からはオレンジPちゃんがいなくなった理由について特に発表はされていません。
まとめ
今回は『サンリオ消えた過去のキャラクター一覧!その意外な引退理由とは』と題して、
サンリオのキャラクターとして名前を残すことなく消えてしまった6種類のキャラクターについて紹介しました。
サンリオから完全に消えた過去のキャラクター6種類は以下の通りです。
- キャシー
- サンボ・アンド・ハンナ
- ビビンバ
- トッピー&クッピー
- かもかもかものすけ
- オレンジPちゃん
サンリオキャラクターの引退理由は「黒人差別」や「ほかのキャラに似ている」ことなどがありましたが、引退理由のわからないキャラクターもありました。
思い入れのあるキャラクターが消えてしまうのは非常に寂しいですよね。
この記事で過去のキャラクターを思い出して懐かしく感じてもらえると嬉しいです。
サンリオキャラクターのお出かけの意味についてはこちらをどうぞ。↓